Pinguinus’s diary

旅行の記録を気が向いたときに載せています

総合旅行業務取扱管理者試験を受けてきた

本年度の総合旅行業務取扱管理者試験を受けてきた。

総合旅行業務取扱管理者試験とは、旅行業法で旅行会社の営業所ごとに置くことが定められている「総合旅行業務取扱管理者」の資格を得るための国家試験であり、旅行業協会が実施している。旅行会社が営業するには、この資格を持った人が必要である。

なお、これとは別に「国内旅行業務取扱管理者」の資格も設けられている。「総合」はその名のとおり海外旅行、国内旅行を含めてすべての旅行を扱えるが、「国内」は国内旅行だけに限定されるのが違いである。

とくに私は旅行会社に勤めようという気もないのだが、これまでの経験から、旅行についてある程度は知識を得た気がしたので、話の種にでもなればと思って受けてみることにした。

 

試験の構成

①旅行業法

 旅行業界の基本的な法律である「旅行業法」についての試験。

②約款

 旅行業界で標準的に用いられる「旅行業約款」についての試験。

③国内旅行実務

国内の観光地についての知識、貸切バス、フェリー、国内航空、JRの運賃計算などについての試験。

④海外旅行実務

国際航空券の運賃計算、CIQ関連法令、英語の文章読解、海外観光地についての知識、時差計算、航空機の乗り継ぎ、航空会社コード、ホテル用語などについての試験。

 

国内旅行業務取扱管理者の資格を持っていたり、旅行会社での実務経験があったりすると免除される科目もあるようだが、何も免除になっていないので、詳しいことは調べていない。

 

試験当日まで

昔から試験を受けるために、試験対策用の参考書を使って勉強するのはあまり好きではない。過去問をやりながら、作問者がどこからどのように問いを作ったかをたどる作業が好きなのである。それゆえ、関連法規などをネットで検索して確認しながら、旅行業協会のホームページに載っている過去問5年分をじっくり問いていった。(なお、うまくURLをいじると、それよりも前の過去問にもアクセスできる。)

以下のホームページはたいへんよくまとまっていて、適宜参考にさせていただいた。このサイトがなければ、確実に合格していない。

medakaholidays.com

 

 

試験当日

試験開始は11時だったが、9時前には早稲田駅に着いたので、駅前のモスバーガーでしばらく勉強する。周りはだいたい同じ試験を受けるようだった。

開場は10時とのことだったので、10時10分ごろに早稲田大学3号館へ行ったところ、入り口で検温が行われていて、3度ほど折り返す行列ができていた。

10時40分、試験の説明が始まる。この教室には免除者はいないので、全部の科目を解いてくださいと指示があった。また、開始30分後から終了10分前の間ならば、終わったら退出してよいとのこと。

11時、旅行業法と約款の試験が始まる。ぎりぎり合格点が取れればいいかという目論見だったので、なんとなく解きすすめる。12時20分までだったが、随分早く終わったので11時45分ごろに途中退出した。

早く退出できたので、早稲田から少し歩いて肥後細川庭園に行く。ベンチで午後の確認をする。過去問を解いていて、やけにハワイとアルプスについて詳しく聞かれたような気がしたので、そこだけ覚えておく。

13時10分ごろ、試験室に戻る。また説明があって、13時30分から国内旅行実務、海外旅行実務の試験が始まる。当てはまるものをすべて答えよ、という質問が急増しており戸惑ったが、適当にやり過ごす。試験時間は15時20分までだったが、15時前には退出した。

帰宅後、ユーキャンが出している解答速報と照らし合わせたところ、全科目ぎりぎり6割を超えていた。記入間違えがなければ合格しているはずである。