群馬県 大泉町のブラジルタウン
近年「ブラジルタウン」として有名になった,群馬県大泉町に行ってきた記録。(2021年8月)大泉町に外国人が集住するようになった経緯は各所で説明されているので,ここでは省略する。
中心駅の西小泉駅。東武伊勢崎線の館林で小泉線に乗り換えて数十分でつく。日中は1時間に1本しか来ない。
駅前の様子。とくに目立った商店はない。駅前はたいしたことないが,ちょっと歩いて車通りへ行くと,ココスや不二家,モスバーガーなどがある。その他車通りにはだいたいのロードサイド型チェーン店がそろっている。
張り紙でもポルトガル語が併記される。
倉庫らしい建物にある商店「カサブランカ」。どうやらチェーン店のようで,佐野にも同様の店舗があるらしい。
南米によくある,いくつかの店舗が入ったモール形式になっている。ここにはスーパーのほか,スマホの修理屋と美容室があった。店員や客も全員ブラジル人で,取り扱い商品はもちろん,置き方やにおいまで南米そのもの。ここまで現地を感じられるエスニック商店はめったにない。
「南米家庭料理食べ放題」のレストランが併設されている。税込み999円。ライスもにんにく風味で炊かれているなど,そうとうに美味しかった。食べ方がよくわからなかったので,周りのブラジル人の盛り付けを参考にした。
「カサブランカ」以外にも「キオスケ シブラジル」と「スーパーメルカドタカラ」というスーパーマーケットがあった。現地の洗剤が売っている。漏れてくるそのにおいがよりいっそう現地感を醸し出す。
路上には,いわゆる日本式の商店を居抜きでブラジル系の商店にしたところがみられた。
「ブラジリアンプラザ」という施設がある。現在は観光協会といくつかの商店が入っているくらいだが,かつてはショッピングセンターとして繁盛していたらしい。中に「日本定住資料館」があり,移民が来るにいたった社会的な背景や数人のライフヒストリーを紹介・解説する資料が展示されている。