【オランダ・フランス周遊】ロッテルダム-パリ タリス乗車記
ロッテルダム中央駅ではユーロスターのアムステルダム直通運転にそなえてパスポートコントロールの工事がすすめられていた。
ロンドンとパリ,ブリュッセルを結ぶユーロスター利用にあたっては,乗客はイギリス,シェンゲンエリアの出入国手続きが乗車前にまとめて受ける。パリ発ならシェンゲンエリアの出国手続きとイギリスの入国手続きをパリ北駅で済ませる。ロンドン到着後には,手続きが不要になる。
ロンドンで出入国手続きを済ませてしまうロンドン⇒アムステルダムのユーロスターは運行されているものの,アムステルダム,ロッテルダムにはイギリスの入国設備がないため,アムステルダム⇒ロンドンの直通列車が運行できない。アムステルダム,ロッテルダムでもイギリス入国手続を行えるようにして,直通列車を運行できるようにする算段のようだ。
19:58ロッテルダム発,22:35パリ北着のタリスに乗ってパリへ向かう。フランス語で放送の案内があり,事情は理解できなかったが,ブリュッセルを過ぎたあたりからスピードが遅くなり30分ほど延着になった。
治安がよくないとさまざまなところで噂されるパリ北駅だが,私はそこまで悪いとは感じなかった。スーツケースを持っていたが,とくに危険な目にもあっていない。もちろん,私が男性であり,ヨーロッパの人々と互角な体格をしていることも影響しているかもしれない。
今回は,パリ20区のベルヴィル地区に宿泊した。滞在期間がメトロのストライキと丸かぶりしていたため,はじめからメトロで移動するのは諦めていた。およそ3キロと歩ける距離だったのでタクシーで移動するのもはばかられ,歩いて行くことにした。(タリスが遅れなければ,路線バスで移動できたようなのだが…)
夜のサンマルタン運河をこえる。
宿泊したのはこちらのホステル。いわゆる移民街にあるため治安の面で心配する声があるものの,私はむしろエスニックタウンに泊まりたいと思っていたのでかえって好都合だった。ふだんは会社員をしているという同室になった日本人は,前日にロンドンでアルマーニ詐欺に遭い,30万円ほど払ってしまったと話していた。
それにしても,パリはホステルでもなかなか宿泊費が高い…