AeroK 欠航記録
韓国・清州空港発のAeroKの遅延記録
韓国・清州(청주)国際空港をホームポートにするAeroKで,大雪による欠航・振替から22時間遅れでようやく日本に帰国できた記録です。
清州空港のターミナルから駐車場を抜けたところに,清州空港駅があります。KTXの五松駅で乗り換えて行きます。ただ,列車の本数も少なく,バスのほうがアクセスは便利とのこと。13時過ぎでは,雪がちらつく程度でした。
予約したフライトは 17時10分発,AeroK RF324東京成田行きです。緑とオレンジの色遣いが,日本の空港とは逆。
定刻通りに搭乗。
搭乗したときは,雪が窓につく程度。
定刻を過ぎ,プッシュバックしてデアイシング作業をしているうちに,雪がどんどん強くなり,一面が真っ白に。
2時間ほど経過したころ,AeroKは,飲食物は機内で有料で購入しなければなりませんが,全乗客に水とチョコレートが無料で配られました。
20時頃,機長より出発できないのでフライトをキャンセルし,ゲートに戻ると案内があり,21時頃にタラップで機外に降ろされ,歩いてターミナルまで向かいました。入国のイミグレーションの手前の扉からターミナルに入り,入国審査と同様に,入国審査官にパスポートを渡して再入国しました。スタンプ,シールは貼られません。入国時にパスポートに貼られるシールと紐づいた出国記録を削除したのだと思われます。
後続の他社フライトもキャンセルされたために,チェックインカウンターは混雑していました。AeroKの欠航旅客用カウンターで,予約をキャンセルする もしくは 翌朝9:15発のRF326に振り替えるかを聞かれ,RF326への振替を依頼しました。ホテル等の手配はありませんでした。私はターミナルの隅っこのベンチで寝ました。
韓国の天気図を見ると,16日17時頃から紫色で示された雪のエリアに清州がずっと入っていました。一方で,ソウルは雪のエリアからは外れていて,17時以降の到着便は,ソウル金浦かソウル仁川にダイバートしていました。そのせいで,機材が清州に来られず,翌日の遅延を招くことになります。
翌朝,定刻9時15分のRF326便は,11時50分に時刻変更になりました。
AeroKは,国際線クラーク,台北,関西,成田の4路線に加え,国内線のチェジュ線を運行しています。昼間に台北,関西,成田,チェジュを運行して,深夜のうちにクラークを往復してくるダイヤを組んでいるようです。
Tway航空も関西,福岡,バンコクドンムアン,ダナン,ニャチャンへ国際線を飛ばしています。同様にフライトが遅れていたので,制限エリアはキャパオーバー状態。
Twayの乗客は,昼食が無料支給されていたが,AeroKは特に何もありません。
変更後の定刻11時50分を過ぎた頃,14時10分に変更とのアナウンスが入りました。この時刻には変更なく,14時30分には離陸することができました。結局,最初の17時10分から翌日14時10分まで,21時間遅れで搭乗できたことになったのでした。
フライト中の機長のアナウンスによれば,雪かつ軍民共用空港で軍の制限を受けた結果,滑走路を閉鎖し,遅延が増大したとのことでした。
スクートTR596 (シンガポール→ジェッダ SIN→JED)搭乗記
2023年3月にスクートで,シンガポール→ジェッダ,TR596に乗ったときの記録。
チェックイン
シンガポール発のスクート便はほぼ全てオンラインあるいはキオスクでのチェックインができますが、サウジアラビア線は専用カウンターでの対面チェックインが必要です。印刷したeビザを提示しました。(当時陰性証明の確認が必要な香港、マカオも同じ有人カウンターでのチェックインでした。)
搭乗
この日は定刻16時発のところ、早いうちから17時に時刻変更されていました。乗客の9割ほどが揃いのマフラーや揃いの鞄を持った、インドネシアやマレーシアからメッカの巡礼に行く団体でした。搭乗の案内はボーディングパスに書いてあるゾーンではなく、①働きに行く人(≒巡礼者以外)②巡礼者の団体 の順でした。一旅行者の私は,先に乗せてもらえました。
機内
すべての座席にブランケットがおいてありました。着陸後の案内放送で、ブランケットを持ち帰っても良いと伝えられました。
離陸後しばらくして、お菓子の入った袋と水が配られました。中身はカップケーキ、チョコレート、デーツです。
この日はイスラム暦のラマダンであったため、日没までムスリムは食事をとりません。日没の時間を知らせる機内放送が入ると、みな一斉に食べ始めました。
そしてその後、全員にパン、チキンカレー、クッキーの機内食が配られました。
ブランケット、お菓子、機内食はスクート他路線では有料扱いですが、今回はすべて無料でついてきました。この路線特有の扱いなのか、それともラマダン期間中の特別対応なのかはよくわかりません。
シェムリアップ 旅行記録(2022.8)
シェムリアップ空港
平屋建てなので,ボーディングブリッジはない。到着時は,降機後は建物に連れて行かれ,係員がスマホを使って全員分のワクチン証明書を撮影していた(必ずしも紙でなくてもよさそう)。アライバルビザカウンターも運用中だった(今回は赤坂のカンボジア大使館でビザ取得済み)。
出発時,国際線ターミナルは午前8時にオープンする。国際線ターミナルチェックインカウンター前の,入ってすぐ左側にシェムリアップに数少ないスターバックスがあったらしいが,なくなっていた。出国後の制限エリアには吉野家がある(訪れたときはしまっていた)。
トゥクトゥクの相場
交渉するのが面倒なので,Grabで空港にトゥクトゥクを呼んだ。空港の敷地にトゥクトゥクは入れないようで,ゲートの手前まで歩いていかないといけない。Grabのドライバーは,翌日以降,観光地まで行かないかと個人交渉してきた。面倒なので,このドライバーにお願いした。支払った料金は以下。カッコ内はホテルにおいてあった料金表の値段。
アンコールワット small circle 15ドル+早朝料金5ドル(18+5)
コンポン・プルック往復 15ドル(22)
ベンメリアとバンテアイ・スレイ 50ドル(バンテアイ・スレイだけで25)
通貨
どこでも米ドルが使える。くたびれたドル紙幣を渡すと受け取りを拒否されることが多い。お釣りはカンボジア・リエルで返ってくる。1ドル=4000リエルでの運用。11.5ドルを1ドル紙幣と1000リエル札2枚のように,ドル紙幣+端数分はリエル,でも断られたことがないので,硬貨のかわりにリエルを使う感じが便利。硬貨は重いので,全部紙幣になるとかえって助かる。なお,セブンイレブンでは1ドル4100リエルであった。
パブ・ストリート
中心交差点にRed Pianoという店がある。あとは,Templeという店がいくつか。昔は別の店だったらしいが,コロナ騒動を機にあちこちテンプルになったらしい。
ソクサン・ロード
地球の歩き方いわく,バックパッカー向けの通り。1kgで1ドルの洗濯屋がいくつかある。PCR検査場のあるユーススポーツクラブの隣の洗濯屋が1キロ1000リエルだったが,それを除けば見た限り最安。クメールテイストというレストランが安くて美味しくてよかった。食事も2ドル出せばそこそこの量が食べられ,アンコールビールは0.5ドル,さらにボトル水も無料でもらえる。
ショッピングモール
大きいのはラッキーモールとヘリテージウォークの2つ。ラッキーモールはほとんどテナントがなく,ラッキースーパーマーケットくらいしかやっていなかった。
いっぽう,ヘリテージウォークはけっこう大きく,スターバックスがあり,日本,韓国,タイ料理やステーキ,焼き肉など,外国料理が充実している。ラッキースーパーマーケットやメイソウもある
トンレサップ湖には水上集落がある。有名なのが2つあって,コンポン・プルックとチョンクニアがある。後者の村はネットで調べると,米を50ドルだか100ドルを無理やり寄付させられたとか,無理やりノートをかわされて寄付させられたとか,悪評が多い。ドライバーがコンポン・プルック村を勧めてきたので,そちらにいくことにした。ノートの押し売りが2回あったがぜんぶ断ったので払う必要がなかった。クルーズ代が25ドル,手こぎボートが5ドルであった。なお,crocodile farmがありたくさんのワニがいる。
キリングフィールド,アンコール・ワット遺跡群,ベンメリア,バンテアイ・スレイは別記事。
群馬県 大泉町のブラジルタウン
近年「ブラジルタウン」として有名になった,群馬県大泉町に行ってきた記録。(2021年8月)大泉町に外国人が集住するようになった経緯は各所で説明されているので,ここでは省略する。
中心駅の西小泉駅。東武伊勢崎線の館林で小泉線に乗り換えて数十分でつく。日中は1時間に1本しか来ない。
駅前の様子。とくに目立った商店はない。駅前はたいしたことないが,ちょっと歩いて車通りへ行くと,ココスや不二家,モスバーガーなどがある。その他車通りにはだいたいのロードサイド型チェーン店がそろっている。
張り紙でもポルトガル語が併記される。
倉庫らしい建物にある商店「カサブランカ」。どうやらチェーン店のようで,佐野にも同様の店舗があるらしい。
南米によくある,いくつかの店舗が入ったモール形式になっている。ここにはスーパーのほか,スマホの修理屋と美容室があった。店員や客も全員ブラジル人で,取り扱い商品はもちろん,置き方やにおいまで南米そのもの。ここまで現地を感じられるエスニック商店はめったにない。
「南米家庭料理食べ放題」のレストランが併設されている。税込み999円。ライスもにんにく風味で炊かれているなど,そうとうに美味しかった。食べ方がよくわからなかったので,周りのブラジル人の盛り付けを参考にした。
「カサブランカ」以外にも「キオスケ シブラジル」と「スーパーメルカドタカラ」というスーパーマーケットがあった。現地の洗剤が売っている。漏れてくるそのにおいがよりいっそう現地感を醸し出す。
路上には,いわゆる日本式の商店を居抜きでブラジル系の商店にしたところがみられた。
「ブラジリアンプラザ」という施設がある。現在は観光協会といくつかの商店が入っているくらいだが,かつてはショッピングセンターとして繁盛していたらしい。中に「日本定住資料館」があり,移民が来るにいたった社会的な背景や数人のライフヒストリーを紹介・解説する資料が展示されている。
羽田空港第2ターミナル 国際線エリアとスポット増築
専らJALを利用するので,羽田空港第2ターミナルを使う機会はめったいないのだが,余っていたANAマイルの消費のために久しぶりにT2を利用した。そのついでに,国内線側から第2ターミナル国際線部分を確認してきたので第2ターミナルのスポットの使い方について整理しておくことにした。
次の図に,第2ターミナル付近のスポット利用について書き込んでみた。
(AIS JAPANより引用,加筆)
まず,南側の出っ張り部分「南ピア」が国際線施設に改修された。スポット番号では66番〜73番にあたる。このうち,66番〜70番が国際線・国内線共用として,71番,72番,73番を国際線専用として運用される。
南ピアの付け根部分。おそらく国際線運用の時間はここのシャッターを下ろして,国内線側から入れないようにするのだと思われる。(国際線運用時を見ていないので詳しくはわからない)
ここでのポイントは,国際線用のスポットが増えたのではなく,国内線用のスポットが転用されたにすぎないということである。そうすると,時間帯によって最大で8つ,少なくとも3つは国際線に使われることになり,既存の国内線用スポットが減ってしまう。
そこでボーディングブリッジを備えたスポットを確保するために,「ボーディングステーション」と「サテライト」が追加で作られた。
ボーディングステーションとは,ボーディングブリッジ付きのタラップのようなものである。503番,504番,506番のオープンスポットに設置された。
いわゆるバスゲートである。タラップと違って階段ではなく,エスカレーター・エレベーターを備えているので,搭乗がしやすい利点がある。なお,505番が抜けているのは,誘導路に隣接しているためにボーディングステーションを置く場所がなかったと考えられる。
あわせて,サテライトも建設された。オープンスポット406番,407番,408番のところにバスでしかアクセスできないターミナルビルが設置されている。なお,空港管制上のスポットの呼び名は406,407,408だが,旅客には46,47,48と案内されている。将来的には,サテライトと本館を接続する予定らしい。
48と本館のあいだには,V1,V2スポットが挟まっている。ここはVIPスポットとして使われた場所で,政府専用機などが駐機していた。VIPスポットはサテライトの北側のVN,VSに変更されているらしい。V1,V2を旅客用のスポットに変更すると考えられる。さらに,46から北側にも増築する予定があるらしい。
この計画がうまくいけば,サテライト関連で少なくとも5つ,ボーディングステーションで3つボーディングブリッジ付きの搭乗口が確保でき,国際線に転用した8つ分は補えることになる。ANAの国際線は,T2発着分とT3発着分がある。完成に伴って,南ピアの国内線国際線共用スポットを国際線専用にして,ANA運航便をすべてT2発着にすることが検討されているようである。
レインボーブリッジを自転車で渡る
自転車でレインボーブリッジを渡ってきたので,備忘録として残しておく。
レインボーブリッジでは,自転車に乗って走行することはできない。自転車を引っ張って,歩いて渡る必要がある。「警察の指導により」と理由が書いてあった。実際,人間2人分くらいの幅しかないのに歩道を兼ねていること,途中で自動ドアをくぐって「アンカレイジ」と呼ばれる橋台の中を通ることを考えると,自転車で走ると危険であると思われる。
今回は台場側から芝浦側へ向けて渡った。「レインボーブリッジ」の標識に従うと車道に誘導されてしまうので,歩道である「レインボープロムナード」に向かわなければならない。
入り口の警備員に台車を渡され,後輪に装着する。たまに台車がずれるので,左ブレーキをかけたままにすると良いと助言を受けた。
レインボーブリッジは両端に歩道がついているが,自転車は右側通行と決められており,橋の北側を歩く。晴海のオリンピック選手村もよく見える。
途中にパノラマ写真があって,景色の案内がされている。作られた当時に目立っていた高層ビルなどが案内されている。東京タワーですら隠れるほどに高層ビルが林立している現在とは,ずいぶん違う。
台場側はスロープでゆるやかに登ったが,芝浦側ではエレベータに自転車をのせて下る。
エレベータを降り,案内に従って出口へ行き,警備員に台車を返して終わり。
歩いているぶん,豊洲大橋を経由したほうが対岸へ早く渡れる気がするが,おもしろいルートであるのは確か。夏場は夜も入れるみたいなので,夜景を見に行くには適しているかもしれない。